○片想い番号→髙木雄也○
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#JUMPで妄想
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フォロワーさま400人突破記念企画
(ぱんだ。さんリクエスト)
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Very Thanks!!!
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「…ねぇ、聞いてる?」
『聞いてるよ。』
「だからさ、…」
かれこれ、話し続けて1時間が過ぎてる。
勉強しなきゃいけないって思うほど手は進まないし、頭も働かない。
『で、お前はいつ勉強再開するわけ?』
電話先の雄也は少し呆れた口調で私を問いただす。
「…やる気出ないんだもん」
『そんなの今に始まったことじゃないだろ?』
電話先で少し笑ったようで、ふっ、って息の音が聞こえる。
『で、今は何やってるの?』
1時間も話してて今なんてないことくらい分かってるくせに聞いてくる。
「…やってたのは数学」
『あ〜、〇〇嫌いだもんな。』
「うん、全然わからないの、やる気出ないの。」
駄々をこねていいのはきっと小学校の低学年までだと自分でも思う。
『で、俺に電話してきたの?』
「うん。」
『俺に聞かれても分かんねーよ?』
「うん。期待はしてない。」
『ひでーな(笑)』
雄也が笑う度に電話の奥でのその微笑みと息遣いが。
想像するだけで無駄にドキドキするし、苦しくなる。
「…雄也は最近どうよ?」
『どうって?』
「ほら、気になってる子がいるって。」
やっぱりこうなると話題は恋バナになる。
好きな人相手にこんな事を聞いてしまうから私の恋はうまくいかない
のだと、友達からと何度だって言われているのに懲りない。
『最近はよく話すかもな。』
「へぇ…」
『学校だとあんまり話しかけてこない』
「学校以外で会ってるの?」
『いや…そういうことじゃねーけど』
雄也が言葉に詰まるのは珍しくて、なんだか悔しくなる。
でも、電話相手にしかなってない自分を呪うしかなくて。
「…ふーん。いい感じなんだ。」
『……いや、そうじゃねーかもしれねーけど。』
「どっち…はっきりしないな〜雄也はいつもそうさ…」
ああ…こうやって好きな人にも当たってしまう。
『…〇〇はどうなんだよ』
「ん…微妙な感じ。」
『……俺にしろよ。』
「…え?」
『俺じゃ役不足?』
「……えっ?」
『……また明日。』
勝手に切られた電話は私に無駄なドキドキしか与えない。
"明日、ちゃんと言うから。"
LINEの通知がさらに私を追い込んで、これ以上勉強なんて手につかない
ように雄也が邪魔したんだって、私は布団に飛び込んだ。
…fin