○毛布→薮宏太○

 

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#JUMPで妄想

 

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『こら〜そこで寝たら、風邪引くぞ?』


「ん…寝てないよ、」


『ほら、眠そうな声。』


宏太が私を起こそうと触れるだけで私の睡魔はぐんぐん…
そんな事にも気づかないで私のことを揺する宏太。


「…ふふ、」


『なんだよ…』


「ん〜…」


『あ、眠るなっ』


普通、男友達の家なら、少しは警戒するべきなんだとは思う。
でも、宏太は安心安全が売りの親友だから…
なんて甘えて平気で2人きりになってしまう。


『〇〇、襲うぞ〜』


「……いつもそう言う」


『あのさ…じゃあどうしたら自覚してくれるの?』


〇〇、女子なんだよ?って安心安全のくせに
私を女の子扱いする事は忘れない。
なんて完璧な安心安全なんだと思う。


『…なんだよ』


眠さを我慢するように薄ら宏太を見つめると困った顔して私に。


「薮宏太じゃなくて安心安全宏太にすれば?」


『語呂悪すぎだろ、センスもない。』


笑いながら私の事をまた揺する。
いつものように微笑む宏太のその手を掴んで握って。


「…安心…するよ」


『……今日は本当に襲うよ?』


そうやって理性を壊そうとするって宏太は私が握った手を引く。
身体が近くなって、もちろん視線も近くなって。


『しても、いいんだよね?』


「え…?」


宏太の震える唇が私の唇に重なる。


『…そんな顔、すんなよ』


「……ごめん」


『…今日は本当に止まんないよ?』


頷いた私に続きをするのはいつもとは違った薮宏太。


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『何笑ってんだよ…』


「ん?…なんでもない」


『照れてる?』


「うるさい…」

 

…fin