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○Dear.→髙木雄也○

 

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8/16


#JUMPで妄想


#Album_m_m

 

 

(DEAR.初回限定盤1)


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「雄也。ちょっとだけ待っててね。」

 

久しぶりに〇〇の家にやってきた。


急にやってきたのも悪いけど、食材を買い足してくるって慌てて家を飛び出た〇〇の背中を追いかけるように見る。

 

リビングにはいくつか写真立てが置いてある。
ほとんどは友だちとの写真。友だち本当に多いんだなって勝手に感心。
その中の1つに俺との写真もある。

 

"大切な人に今、どんな言葉を送りたいですか?"

 

新曲の発売で、恋愛系の曲だからそういう質問も来ると心構えていた。
でも、いざ聞かれると、〇〇の笑顔しか思い浮かばなくて。

 

"…笑顔をくれてありがとうですかね。"

 

"優しい表情されてますね、髙木さん。"

 

"まあ、ライブとかファンと関わる事が多かったので。"

 

そう言うと、ファンの方も喜びますよって言われる。きっとそうなんだろうとは思う。ファンのおかげでここにいる。でも、いつも1番に思うのは〇〇のこと。

 

「ただいま〜雄也?あっ…もうやめてよ〜見ないで。(笑)」

 

『これってさ、初デートの時の?』

 

「そういうところ、本当に優しいよね、雄也。」

 

キッチンに立った〇〇が俺に問いかけながら微笑む。その姿に近づきたくて、俺は後ろに回る。

 

「…怪我しちゃうよ?」

 

『気をつけて料理して。』

 

「今日は構ってなの?」

 

俺の腕に当たる〇〇の吐息がその笑みを想像させる。首元に顔を埋めて、〇〇の匂いを吸い込む。

 

「…最近、会えなかったから。」

 

『うん?』

 

「寂しかったなって…思ってたの。」

 

でも来てくれて良かったってその言葉に俺まで癒される。力を込めるってのも変だけど、何も言わずにいるよりはいい。

 

『俺も会いたかった。いつも会いたくなるのは〇〇だから。』

 

なんでだろう、会えただけで、こうやって抱きしめてるだけで。涙が溢れている。俺の手に乗るのは〇〇の涙。もしくは…

 

「…雄也までなんで泣くの?」

 

『幸せだなって、今。ごめんな。』

 

「私もだよ、会いに来てくれてありがとう。」

 

その涙を拭う。くすぐったいって笑う〇〇をまた抱きしめ直す。

 

『…ずっと笑っていこう。』

 

「……うん。ずっと笑わせてよ?」

 

幸せにしてくれなかったら罰ゲームかな?って。そういうこと言って、誤魔化そうとする〇〇が少しもどかしい。

 

『明日、これから…笑っても泣いても…共有していたい。』

 

「うん。私も。いろいろなこと、ずっと。」

 

『たとえ離れても…そばにいるから。仕事とかで会えない時もあるけど』

 

「でも雄也の夢は叶えて欲しい。」

 

『じゃあ…〇〇も、〇〇の夢も、叶えよう。』

 

一つ目は?って聞くと、笑いながら返してくれて、俺も返して。〇〇が俺の方を振り向いて、また抱きついてくるから受け止める。

 

「それだけ?叶えたい夢。」

 

『いや…まだあるよ。まだまだ…たくさん。』

 

言えてない想いも、希望もまだある。

…My dear、君に。
この指輪をいつになったら渡そうか。

 

 …fin