○愛体→山田涼介○




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#JUMPで妄想 裏


ももかさんリクエスト


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筋肉が目の前で、揺れる。

その割れ目をなぞるように触ってしまいたくなるのは何故だろう。



『なに、可愛いことしてんの』



「…触ってみたいなって、」



私の言葉を聞くと、口角を上げる涼介が、私の服の中に手を入れる。



『〇〇の肌、スベスベ。』



「…手つきが、」



『ん?感じちゃう?』



向かい合ってはいるものの、距離感が分からないみたいで

鼻と鼻を擦り合わせながら、お互い話して、吐息が肌にかかる。



「んっ…」



『やわらかぁ』



胸に登ってきた手が、私を欲情させる。


先端をくりくりと、執拗に弄ってくるから、嫌でも感じてしまう。



『ん〜固くなってきた』



「ねぇ、当ててる、…」



『わざと』



涼介の熱を帯びたものが、私の太股に当たって。


私は意識せずにはいられない。

胸を弄られているだけ。それだけなのに、下が濡れていく感覚。



「…涼介?」



『んー、』



答えるように、聞こえるその言葉もキスで済まされて

なんだか、私は涼介の全てに甘い事の証明みたい。



『濡れてるね、』



もう、服なんて、下着以外は何も身にまとっていない。

素肌と素肌がぶつかる、その部分が熱い。



『…取っていい?』



「聞かないでよ、」



ブラのホックを外した涼介は嬉しそうに微笑む。


固くなってるところ、舌を伸ばして、つんっと当ててくる。

私の声が部屋に響いて、涼介がちらっとこちらを見る。


前髪越しの、その視線に、私はどきっとする。



「ねぇ、…涼介……」



『うん、待て待て。』



わざとらしい、その口調に私は私で、期待の眼差しを。


中に指を入れることもなく、ずらされた下着。

当てられたのは涼介の腫れ上がったそれで。



「…んっ、……大きいっ」



『煽んな〜』



「…、、だって…、」



涼介が先端だけいれて、擦る。それだけの動きで。


疼きが止まらない。



『もう好きすぎてどうにかしちゃいそう』



「…んっ、!!」



その言葉が合図のように奥までずんっと入ってくる。


涼介の手が私の手を繋いで、激しく腰を動かす。



「いっ…ちゃ……」



『いって……ほらっ!』



私の痺れるような声と、涼介の荒い息が空中でぶつかる。

中でまだ動く涼介に私の身体は素直に締めて。


涼介が果てる頃には、私は何度イッていたのだろうか。



『…他の奴には見せないでよ』



「見せないよ…」



涼介の頬に誓いのキスを、してみる。


まだ抜かれていないものが中で、形を取り戻していく。



「涼介、もう無理っ」



『でも、〇〇のせい』



少しずつ、動き出す涼介に私はシーツを掴む。



『好きだから、ずっとね、』



「んっ……あ、……りょっ…すけ…」



『可愛い…可愛いよ…』



名前を呼ばれる、その声よりも、身体の奥の感覚に敏感になる。



『…もう、本当に可愛いことしないでよ』



中に2度目の欲を出した涼介が私の頭を撫でるけど

私にはその気持ちに答えるだけの体力が残っていない。



『おやすみ…また明日、』



愛を身体で表現し合う、私たちの関係はいつまでも、変わらない。






…fin










○こっちおいで→伊野尾慧○

 

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#JUMPで妄想 甘

 

mikanちゃんリクエスト

 

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「ねぇ、聞こえてる」

 

『聞こえてないね〜』

 

携帯をいじる指が止まらない。私の方を見向きもしない横顔を見つめて。

 

「慧くーん。」

 

『ん〜?』

 

「…私の相手をしましょ〜」

 

『ちょっと忙しいんですね〜』

 

せっかく2人きりの空間なのに、久しぶりのお休みだったのに。
忙しいって何かと理由をつけて1歩も家から出なかった。
しまいには夜になっても忙しいって…
なんだそれ!って言いたいけど、怒っても拗ねてもダメな気がする。
逆効果ってやつだと思う。だから、ぐっと堪えてキッチンに。

 

ため息が止まらなくて、どうしちゃったかなぁと。
誰かがため息つくと幸せ逃げるよって言っていたけど
幸せと一緒にため息が出ていくものだと、私は思う。

 

『〇〇〜お手隙だよ〜』

 

「…もう、私が忙しいんですっ」

 

キッチンに来た理由をどうにか作ろうとした私はお菓子作りを始めて
メレンゲを泡立てつつあった。
何を作るかもあやふやで、もはやどうしてメレンゲ泡立てちゃったのか…

 

自分でもびっくりするくらい計画性がないところは
慧君がいつも方向性を変えてくれているから補われてきた。

 

『〇〇〜何作ってるの?』

 

「…メレンゲ、」

 

『だけ?』

 

「うん。」

 

『絞りで焼きメレンゲにすれば?この間買ってたでしょ?』

 

「あ、そうだね。」

 

やっぱり軌道修正は慧君の担当みたいで。
オーブンに入れて、ボタンを押せば、後は機械がやってくれる。

 

『〇〇、こっちおいで?』

 

今度は優しくて甘い声で私を呼ぶ。
伸ばされた腕に吸い込まれるように私は従って、飛び込む。

 

『ああ…やっと来た。』

 

「…慧君が忙しいって言い続けたくせに。」

 

『拗ねてるのが可愛かったから』

 

でも、もう離さないよって、優しい笑顔で。
なんとなく、キスしたくなって、一瞬触れるだけのキスを。

 

『…今のはずるいなぁ』

 

「ずるくないです」

 

『常習犯だもんなぁ』

 

「そんなにやってないです(笑)」

 

笑い出した私の腕を引いて、今度は少し長めのキスを。


はむっと、何度か啄んで、また少し離れて。
ふっ、って笑うから吐息が頬にかかる。

 

「すこーし、本当に少しだけ。…妬いてた」

 

『え?』

 

「…もう、言ってあげないから!」

 

頬にもう1度、ちゅっとしてみせる。
顔を赤くした慧君が私の瞳に、眩しく映る。

 

 

 

…fin

 

○アイシテ→薮宏太○

 

 

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#JUMPで妄想 裏


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フォロワー様400人突破記念企画


(愛華さんリクエスト)


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Very thanks!


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ベットの上、肌が蒸気を発する程に熱い。


「…んっ…あ…っ……」


『まだ……だろ?!』


俺の上に跨る〇〇の良いところを探りながら突いてみる。


予想通りの甘い声が、俺の部屋に響く。


『……ほらっ…』


「あっ……ね、だめ……」


『好きだろ?一緒に弄られるの。』


胸の突起を弾く。


身体を起こして、頭が離れないように固定して舌を絡める。


『…そろそろ?』


「んっ……あ、……うん、…っ、」


肌に赤い、欲望の印を残して、俺は〇〇を満足させる。


「…もう、光に見せられないじゃん……」


少し怒った声の〇〇。


『見せなきゃいい…俺がいるだろ?』


「…光が相手してくれないから、仕方ないでしょ?」


『だからっ…』


「宏太、しつこいよ」


俺から距離を取った〇〇が、俺のを引き抜いて、きっと睨んでくる。


さっきまで、俺の上で鳴いていたと思えない、意地悪な顔。
もはや本物の悪魔にさえ見えてくる。


その悪魔を好きで、しょうがないのは俺の心。


光の彼女だって、紹介されあの日から。


「…あっ…最近、光どう?」


『どうって…』


「ん〜、バレンタインあげなかったから、怒ってたかな?って」


『本当にあげなかったの。』


「だって、仕事って…本当にいつぶりって感じですよ」


ベッドの上、裸で俺の隣。惚気とも取れる光の話は止まらない。


『…ねぇ、したいんだけど』


これ以上聞いていられなくて、俺は〇〇をまた引き寄せる。


どんなに抱いても、ここに本当の心は現れない事くらい分かっている。


「…妬いた?」


『うっさい……感じてろ!』


声を、抑えながら、俺を煽る余裕を見せる〇〇に少し苛立つ。


目を閉じれば、脳裏には〇〇と微笑む光。
ライブの時、俺の遠くで、ふざける光。


そういう罪悪感はいつでも芽生えるというのに、
目を開ければ、現実として目の前には裸の、愛しい君がいる。


『…俺の、ものに…なれっ!』


寂しいなんて思わせない、幸せにだって、する。


それでも、〇〇は、今、誰を思って、抱かれているのだろうか。


背中に冷や汗が流れる。現実の音が響く。


「…んっ、……ひか、………」


『…っ、』


中に吐き出した欲は、虚しい愛情の証。


いつまでも、叶わない、恋の捌け口。


…fin

 

○偽恋→有岡大貴○

 


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#JUMPで妄想 裏


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フォロワーさま400人突破記念企画


(みゃむさんリクエスト)


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Very Thanks!!!


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『お前、…もっと締めらんないの?』


中でうねる大貴が腰を振りながらそんな事を。


「ん…っ、…大貴が……弱いんじゃ……」


『こんな……濡らしてるくせに……何言ってんだよ!』


「あっ…ん、」


『締まんじゃんかっ、』


胸の先を抓るみたいに全体は鷲掴みした大貴が笑う。
その顔が好きで、きゅんとして、体は連動しているとこの時に
感じてしまう私はダメなのかもしれない…


「……んっ、痛いっ、」


『あ?』


睨みがきいたその視線がやっぱり好きで、私は我慢するように
下唇を噛む。


『…お前、……体だけは……いい、、』


「…比べない、…で…」


こうやって口答えするのが精一杯で。
大貴の目には私は映っていない事を考えないように、私は大貴のペースに
合わせて腰を振る。気持ちよくなって貰えるように…


純情でもなんでもない関係に私は勝手に形と魅力をつけて
純情ぶって…また愛されてるフリして抱かれる。


『ほら、こっち向けよ…』


一旦抜かれた大貴のものはまだ大きくて、


振り向けばそのままいれられたものがお腹を圧迫する。


『…胸、揺れてんじゃん……』


これが見たいだけ…顔が見たいわけでもキスしてくれるわけでもない。
両腕を掴まれて、谷間が勝手にできる。


『ああ…んっ、……』


胸を見て興奮する大貴と、興奮する大貴を見て燃える私。


「…んっ、…んっ、はぁ…あっ、!」


『ふっ…可愛い顔、するじゃん』


「…っ、」


私が大貴の視線に映る一瞬が私の心をぎゅっと絞るように
締め付けて、心をもったいないほどに傷つける。


望んでいた瞬間が、同時に私を残酷に傷つけてしまう。


『ああ…イク……出すぞ、』


奥をとんっと、突くと私の中に無防備に出された欲。


『……〇〇、単純だよな』


「…いいでしょ、私の勝手。」


どの言葉を、どの行動を指しているかくらい分かる。
そのまま私は後処理を、大貴は寝転んで。


「バレンタイン、ちゃんとチョコ貰えたの?」


『手作り…めっちゃ美味しかったよ。』


「へぇ…良かったね」


『〇〇は?』


「……伊野尾と」


『へぇ、さすがってとこ?(笑)』


「…ん、」


私は大貴とは逆の方を向いて寝転がる。


『じゃあ、俺は帰るから、あとは自由に』


「…何言ってんの、ここ私の家だから。」


そう言うと、そうか、なんて笑った声。見なくても想像はできる。


大貴が出ていった部屋、残った匂い。この恋はいつも偽りでできている。

 

…fin

○with→髙木雄也○

 

 

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#JUMPで妄想


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フォロワーさま400人突破記念企画


(穂真さんリクエスト)


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Very Thanks!!!


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波音はまだ寒い冬を感じさせるものになっている。


『…なんで来たかったの?』


寒いの嫌いなくせにって私の手元には有名なコーヒーブランドの
ロゴが入った紙のカップが渡される。


「ありがとう」


1口飲むと、甘くて、でもミルクと合わさった紅茶が体を温める。


『〇〇、海嫌いだよね?』


ついでにコーヒーもって、おそらく雄也の手にあるカップの中身は
ブラックのコーヒーなんだろうと、勝手に思う。


「うん。」


『意味わからないところ、変わらないね』


「見るのは好きなの、人のいない海。」


『へぇ…』


「それに、いつも雄也、1人で来るから…たまには」


私がそう言えば隣で私をちらっと見ている感じが。
恥ずかしくて、もう1度カップを口に。


『俺、寂しいと思ってた?』


「寂しがり屋ではあるでしょ?」


雄也はふっと笑って肯定も否定もしない。


また風が吹く頃には私の肌はその冷たさにも慣れてきて
靴を脱いだ私はゆっくりと立ち上がる。


『おい、風邪引くぞ』


「いいじゃん、少しくらい」


『〇〇…』


雄也の止める声は聞こえないふりして1歩ずつ海の方へと歩く。


「…冷たっ!」


『言ったろ…ほら。』


雄也が私の腕を引いて、胸の中に収める。


『震えてんじゃん…』


「寒い、から…」


『当たり前だろ、』


そのままぐるっと世界が変わって、空中に体が浮かぶ。


「おろして…」


『その足で歩いたら、痛いぞ?』


車の中に下ろすと、用意されていたタオルで私の足を拭いてくれる。
少し冷たいその視線にも優しさを感じるのは長い付き合いのせいか。


『はい、靴は自分で履けよ』


「うん…」


助手席のカップコースターには私のミルクティー。


「ねぇ…雄也?」


『また連れてきてやるよ。』


「ん…」


言いたかったことは先を見越して言われてしまう。
走り出した車の中は無言だけど、気まずいわけではない。


「…今日気づいたけど、雄也、運転うまいね」


『今さらかよ(笑)』


優しく微笑んだ雄也の横顔を見て、私も少し頬が緩む。


『…家着くまで寝てもいいよ』


「うん、言われなくても」


最後に一口、そう思って飲んだミルクティーの味は
異様に甘くて、その甘さに飲み込まれないように私は
重い瞼をゆっくりと閉じてみた。

 

…fin

 

○honey→中島裕翔○

 


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#JUMPで妄想


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フォロワーさま400人突破記念企画


(月詞。ちゃんリクエスト)


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Very Thanks!!!


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「はい、裕翔さんっ」


『ありがとう〜、〇〇さん?どれ見る?』


「なんで笑うの(笑)」


『急に裕翔さんとか言うから(笑)』


並んだDVDと2つ揃ったカップ。


「…これ!」


私が選んだDVDを裕翔がディスクにセットして映画が始まる。


仲睦まじい幼なじみが色々なことを乗り越えて恋人になるお話。


『ん。』


差し出されたティッシュで泣いてることに気づく。
涙を吹いていると、片方の手が繋がれる。


「…うん。ありがとう」


ちらりと、その横顔を見ようとしたのに目がしっかりと合って
今まで、見てきた中の笑顔の中で1番って言っていいほどの優しい
その微笑みに私の胸は最高潮にきゅんっとする。


そのままお話もクライマックスに。


"…ずっと一緒に、そばにいてほしいんだ"


長年思っていた思いを大人になって、ようやく言えた主人公。
ヒロインの女の子は目に涙を浮かべる。


"時間が経ちすぎてる…お互い傷つけてきたものも、傷ついたことも

全てをなかったことになんて、できない"


苦しい現実は恋には付きものなのかと錯覚しそうになる。
そんなヒロインの苦しみも全て拭い去る主人公の愛。


"それでも、俺達は未来を選ぶ権利があるんだ"


"……でも、"


"もう、過去には戻れないから、幸せになる義務があるんだ"


いろんな記憶が走馬灯の様に駆け巡るヒロイン。
それでも結局は2人は同じ道を進む事にする。


『…泣きすぎだから(笑)』


エンディングが終わっても涙が止まらない私。
その涙を優しく拭いてくれる裕翔。


「…こんなに難しい恋、しなくてもいいのに」


『映画にならないから、そうしたら(笑)』


裕翔は笑いながら、私の頭を撫でる。


「こんなに苦しい恋、しなくても幸せになれるのになぁ」


『だから、映画にならないから(笑)』


ふふって、口から笑いが零れて、そのまま裕翔の胸の中に埋まる。


「…私、幸せだもんな」


『うん、俺も。』


「変なの…」


『〇〇が言い出したのに?』


「うん、変なの。」


体を離すと、また甘い微笑みを見せる裕翔。


「その顔、狙ってる?」


『何の顔?』


「ん、」


頬にちゅっと、触れるだけのキスをする。


「こういう事。」


『はは…これからは狙ってやろうかな〜』


少し頬を赤くした裕翔が今度は私の頬にキスをして、
そんな瞬間は映画の中よりも甘くて幸福な時間を作る。

 

…fin

 

○誰も知らない→岡本圭人○

 


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#JUMPで妄想


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フォロワーさま400人突破記念企画


(.さんリクエスト)


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Very Thanks!!!


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『〇〇…?そろそろ行こう?』


「はーい、じゃあね!伊野尾!」


理系キャンパスと文系キャンパスは道路を挟んで存在している。
私は同じクラスの伊野尾に雑に別れを告げて、圭人の方へと歩き出す。


「何食べる?」


『ん…〇〇は何食べたい?』


「濃くなくて、熱くなくて…」


いつも通り私は意味不明なリクエストを突き付ける。
その要望にも圭人は微笑みながら応えてくれて、
結局はなんでもいい私を見抜いたように今日はこれにしようと
アイディアを出してくれる圭人こそ理想の彼氏だと思う。


『最近、伊野尾君と仲良いよね』


「なんかさ、女子っぽいっていうか…さ?」


『可愛いよね、分かるよ、なんとなく。』


たわいもない話を永遠と続ける私にも頷いて、応えてくれて。


『今日、家来る?』


「あ、行きたいかも」


そんな思いつきみたいな言葉が私たちの行き先を決める。
部屋に入れば相変わらず片付いていて、生活感はほとんどない。


『で、なんだけど…』


「あ、うん?」


携帯を触りながら圭人の話も聞く、なんて最初から無理があることは
分かっていたけど、ちょうど伊野尾からの連絡で。


「…ごめん、伊野尾に返事してからでもいい?」


『……』


普段はいいよ〜って緩く返事をくれるのに、今日に限って黙り込む圭人。
ふと視線を送ると、体勢ごとぐるりと変わる。


『これ、お預けね』


「…え?、圭人?」


携帯を奪い取られた私の手にはすぐさま圭人の手が繋がれる。


『あんまり厳しいこと…でも〇〇が悪いんだよ?』


「…何言ってん、」


言葉の続きは圭人の唇が断ち切って、腕が少し痛いくらいに握られる。


「けい…と、……痛い…」


『ちょっとくらいは、…いいんじゃない?』


相変わらず圭人の目は…なんて視線を合わせてみるけど、
背筋が凍るかと思うほど、真っ直ぐで固まってしまう。


『…べつに束縛とかは…するつもりないけどさ?』


でも〇〇が悪いんだって思ってもらわないと。なんてぶつぶつ言いながら
私の首筋に噛み付くようにキスをする。


『…俺のこと、嫌い?』


「……好きだけど、」


『好きだよね、知ってるけど』


私の方が目が泳いでしまう。
いつもの優しい表情はどこに置いてきてしまったのか…
聞きたくても、耳朶を噛まれれば、もれなく溢れる声に飲み込まれて。


『…今の〇〇、すっごいいい顔してるけど………』


こういうの好きだったの?なんてどこか意地悪に微笑んだ圭人に
不覚にも、史上最大のときめきを見せた私の胸は鼓動を速めていく。


「圭人…?伊野尾の事は謝るから、」


『何が悪いか分かってる?俺のこと、ほっといたよね?』


「そうだけど…」


『俺、意外と優しくはないよ…〇〇知らないと思うけど』


今も〇〇のその目に、興奮してたりするんだから、なんて
言われて興奮する私もどうかしてるのかもしれない。

 


…fin